【イベント報告】神戸大学学友会三重支部総会が開催されました。

学友会三重支部総会に出席の皆さん

神戸大学学友会三重支部の総会が開催されました

2019年度神戸大学学友会三重支部の総会が、去る5月12日(日)津市の洞津会館で開催されました。文窓会を初め、凌霜会(経・営・法)、くさの会(理)、六篠会(農)、紫陽会(教・発達)、KTC(工)、海神会(海事)から多数の同窓生が集まりました。例年なら総会後、講師による講演会と懇親会があるところ、今年は趣向を変え、同窓生による落語の公演がありました。演じたのは可愛家ぱいるさん(本名出口敦子さん)。演目は「動物園」と「崇徳院」の二つ。「動物園」は、元々あるお噺を下敷きに、可愛家ぱいるさんが著名人の名を借りてパロディ化したもの。その組合せがまことに絶妙、いずれも実在の人物を髣髴とさせる、実に愉快なものでした。(いうまでもなく、登場人物と実在人物との間には全く関係がありません。)

 

さて、簡単に筋を記せば、大阪弁のゴーンさんが職を求めて安倍さんを訪ねる。安倍さんはゴーンさんを外国人労働者として、動物園の小泉園長に紹介状を書く。小泉さんを訪ねたゴーンさんは、縫いぐるみをかぶって檻の中で虎の真似をする仕事を与えられる。檻でしばらくうろうろしていると、ショータイムとなり、大熊と戦うことになる。檻の扉が開き、アメリカ大熊グリズリーが入って来る。恐怖に駆られたゴーンさんは逃げ場を失い、万事休す。今まさに大熊に襲われる瞬間、グリズリーは「アメリカ・ファースト」という。見るとなんと熊の縫いぐるみをかぶったトランプさんである。

「動物園」を演ずる可愛家ぱいるさん

表情豊かに熱演する可愛家ぱいるさん

「崇徳院」を演じる可愛家ぱいるさん

これを演ずる可愛家ぱいるさんの表情は実に豊かで、思わず引き込まれました。会場は抱腹絶倒、笑いの渦に巻き込まれ、しばし拍手が鳴り止みませんでした。公演が終わった後の懇親会でも、可愛家ぱいるさんを中心に、和気あいあいの雰囲気の中、ひとしきり落語談議に花が咲きました。

落語談議に花の咲く懇親会

 

可愛家ぱいること出口敦子さんは昭和60年文学部(国文学専攻)の卒業。在学中は落語研究会に所属。現在は地元の三重県四日市市を中心に公演活動を展開、入場無料の「天の岩戸の落語会」を主宰。5月25日には落語研究会の後輩林家竹丸さん(吉本興業所属、経済学部卒業)を招き、四日市市にて公演を実施。かつてアメリカで英語で落語を公演した経験から、時として英語落語も演ずる。

「お招きがあればどこへでも伺います」とのこと。同窓会などの会合、或いは結婚披露宴の余興などにお考えになってはいかがでしょうか。楽しいこと請け合います。

和気あいあいの懇親会

 

連絡先は次の通り。

携帯番号:090-3857-4198

E-MAIL : seitaro@yk.commufa.jp

 

尚、来年の神戸大学学友会三重支部の総会は5月10日(日)津市の洞津会館で行われます。文窓会員のご参加をお待ちします。

(萩 紀男 国文学昭和35年卒業)

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